トピックス

2022年5月11日

日本近代医学の祖 緒方洪庵


緒方洪庵は、蘭学医として種痘の普及やコレラの治療など医学の発展に多大な貢献をしましたが、同時に、教育者として、蘭学、医学を学ぶ場である『適塾』を開き、幕末から明治初頭にかけて各界で活躍した多くの逸材を育てました。

塾生には靖国神社創建の大村益次郎、慶應義塾創設の福沢諭吉、アドレナリン発見の高峰譲吉、日本赤十字社初代総裁であった佐野常民等々、多士済々でした。

性格は温厚そのもので、弟子たちの身の振り方の相談にも乗り、推挙も行い、また弟子がいつ訪れても歓迎し、楽しく話を聞いてくれました。

適塾は『目的なしの勉強』を提唱し、立身出世を求めたり、わが身の行く末を案じながら勉強をするのではなく、純粋に学問修行に努めることにより、全てに通じる理解力と判断力を培うのが肝心であるとの基本姿勢を貫きました。

洪庵の晩年は幕府からの要請で江戸に赴き、将軍徳川家茂の侍医となり、当時の医師としての最高位である『法眼』の地位まで上り詰めましたが、堅苦しい宮仕えは性に合わなかったようで、体調を崩し、赴任の翌年に吐血により急逝しました。適塾は大阪大学へと発展しましたが、第10代適塾塾頭であった福沢諭吉が慶應義塾を創設したので、阪大と慶應は緒方洪庵を源流とする兄弟校ということになります。




2022年3月15日

偏平足 


偏平足は、足の裏側にある縦のアーチ、つまり土踏まずが平らになっている状態を言います。

普通に生活している分には痛みなどの異常を感じにくい為、自覚の無い方もいます。

痛みが無い為に放置され易い偏平足ですが、足裏のバランスに大きな影響を与えてしまいます。

土踏まずは歩く際の衝撃吸収の役割を担っている為、一度土踏まずの形状が崩れてしまうと衝撃吸収が

上手くできなくなります。そうなると、歩いた時の負担がそのまま足にかかってしまい、足裏が疲れやすく

なってしまうのです。

「最近歩くと妙に疲れる」と感じる人は足底アーチの低下を疑ったほうが良いかもしれません。

原因は主に2つあります。1つは子供の足が成長する段階で、上手く土踏まずが形成されなかったもの、

2つ目は歩く時間の減少や、運動不足により足底が変形したものです。

加齢により筋肉量が低下すると、足裏が扁平になる為疲れ易くなり、より足の筋肉量が低下してしまう、

と言った悪循環に陥りやすいのも特徴です。

偏平足が原因で発症する病態として、外反母趾・足底腱膜炎(筋膜炎)・有痛性外脛骨・アキレス腱

周囲炎など、様々なものがあります・

中でも足底腱膜炎はかかとの痛みとしては最も頻度の高いものです。

偏平足対策としては、土踏まずの部分が盛り上がっている立体的な形状のインソールを着用するのが

一般的です。







2022年1月7日

二十四節気と体調


二十四節気は約2500年前に中国で発生した農業の為の暦です。

当時は旧暦でしたが、それでは太陽周期とずれる為、農作業用には不向きなので

現在では太陽暦に沿っています。

中国古医書医学では立春を基準に1年が始まる決まりで、毎年2月4日が立春と定められています。

他の節気も大体同じか1日違いで周ってきます。

東洋医学では人間の体調が二十四節気ごとに徐々に変化して行き、それに伴い同じ病気でも治療の

方針やツボが変わって行くとされています。

自律神経や精神状態は、季節の移ろいにより変化しやすく、人間の体調の良し悪しが季節や天候に

支配されやすいことは、皆さんが多かれ少なかれ感じていらっしゃると思います。

特に四季の変化が明瞭な日本では、上手く二十四節気と付き合うことが快適な生活を営む一助と

なります。

2021年11月9日

有酸素運動


有酸素運動は体に軽~中程度の負荷を継続的にかけながら、ある程度の時間をかけて行う運動のことで、

筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素を使うことからこの名前が挙がります。

運動の種類で言うと、長時間無理なく続けられる運動強度のものが該当し、代表的なものとして水泳・ジョギング・

散歩・自転車・エアロビクス等があります。

有酸素運動では、体の糖質や脂肪が酸素により消費され、肥満改善・健康増進の効果が期待されます。

脂肪をより多く燃焼したいのであれば、15分以上30分以内の有酸素運動がお勧めです。

30分を超えると筋肉の分解量が多くなり、筋肉量が減ってリバウンドし易い身体になってしまうからです。

有酸素運動で得られる健康促進効果としては、次のようなものがあります。

①心肺機能の改善  

②冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)の危険減少

(これは安静時の血圧を低下させたり、危険因子のLDLコレステロール、中性脂肪を減少させる為です。)

③慢性疾患の発生率低下

(特に冠動脈疾患、高血圧、糖尿病、大腸がん、骨粗鬆症の発生率を低下させます。)

④抗うつ感や不安の軽減

⑤脳細胞の増加による記憶機能の活性化

血糖値は食後1時間~1時間半がピークとなりますので、有酸素運動はその時間に合わせて行うとより一層効果的となります。

一方、無酸素運動とは短距離走や筋力トレーニングにみられるように、筋肉に対し強い負荷を短時間に集中的にかけて行う運動のことです。

酸素を使わずに筋肉にためてある糖質をエネルギー源とするのが特徴で、筋肉強化・筋肉増量・基礎代謝の引上げ等が期待できます。


2021年9月10日

日焼けとソラレン 

食物には、日焼け、色素沈着しやすいものが幾つかありますが、その原因物質の代表格が、『ソラレン』です。

このソラレンという物質が多く含まれる果物(柑橘類、キウイ、イチジクなど)や野菜(キュウリ、パセリ、セロリ、三つ葉、シソ、春菊など)、ハーブ類(コリアンダー、ディルなど)を摂ると日焼けしやすくなります。

ソラレンには紫外線に対する感受性を高める作用があり、メラニンの生成を活性化させ、日焼けを促進する光毒性作用があります。

ソラレンが体に取り込まれると、約2時間で体に浸透し、7時間ほど効果が持続します。

朝7時に、ソラレンを多く含む食品を口にすると、9時から16時頃まで日焼けしやすくなる計算です。したがって、夕方から夜にかけて摂取する分には問題なしということになります。

紫外線をあびてメラニンの生成が促されますが、メラニンの定着には3日以上かかるといわれており、その間にビタミンA,C,Eなどの高い抗酸化作用がある成分を継続して摂り、メラニン生成を防ぐことができれば、シミの定着を防ぐことができます。

ビタミンAは、緑黄色野菜の筆頭であるカボチャ、ニンジンに豊富に含まれるほか、トマト、牛レバー、ピーマン、マンゴー、マスクメロン、ブロッコリー、ホウレンソウ、サツマイモにも多く含まれます。中でもトマトには、メラニン色素の生成を抑えるリコピンも多く含まれているのでお勧め食品です。

ビタミンCの多く含まれる食品は、レモン、イチゴ、キウイ、パプリカ、ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリー、イモ類などです。しかし、レモンやキウイにはソラレンも多く含まれるため、朝出かける前に過剰に摂るのは控えましょう。夕方以降に摂ることをお勧めします。

ビタミンEを多く含む食べ物は、アーモンド、アボカド、ウナギ、ヘーゼルナッツなどです。





2021年7月10日

熱中症は高温の環境によって引き起こされる身体の異常です。この中で、直接日光を浴びることによって引き起こされる熱中症を日射病と呼びます。夏の強い日差しを浴びながら、歩いたり、スポーツをしたり、激しい労働をすると、体がオーバーヒートを起こしてしまいます。皮膚は暑くなり乾燥し、サラサラと乾いた状態となり汗がでてきません。

体全体の水分量が足りなくなり、脱水状態となるため、心臓に戻される血液量が少なくなってしまいます。

自覚症状は、のどの渇きから始まり、症状が重くなるにつれ、頭痛、食欲減退、めまい、吐き気、脱力感、嘔吐、意識障害などの症状が順次出てきます。

予防対策としては、大きい帽子をかぶり、その下にタオルなどを入れて、後頭部と首に直接日光が当たらないようにし、こまめな水分補給も有効です。

日射病にかかってしまったら、風通しのよい日陰などに横になり、濡れたタオルで首筋や脇の下などを冷やします。

スポーツドリンクなど塩分を含んだ水分を少しずつ飲むのも効果的です。もし、けいれんしたり、意識状態が悪い場合は救急車を要請しましょう。


2021年5月10日

PCR検査 偽陽性 

PCR検査の信頼度を表す単語がいくつかありますので、ここで整理しておきましょう。

【感度】ウイルスに感染している人のうち検査が陽性になる人の割合

   (陽性と判定されるべきものを正しく陽性と判定する確率)


  ⇒ 感度90%=感染者100人を検査して、そのうち10人が陰性と誤判定

  ⇒ 現実のCOVID-19に関するPCR検査の感度は70%程度と言われています。


【特異度】ウイルスに感染していない人のうち検査が陰性になる人の割合

    (陰性のものを正しく陰性と判定する確率)

   ⇒ 特異度90%の場合、100人の非感染者のうち10人を陽性と誤判定

   ⇒ 誤判定ゼロの場合、特異度・感度いずれも100%

   ⇒ 現実のCOVID-19に関するPCR検査の特異度は、99.99%くらいと

     いわれており、1万人に1人が陽性と誤判定されます。


【偽陽性率】ウイルスに感染していないのに検査が陽性を示す人の割合 ⇒ ほぼ0%

【偽陰性率】ウイルスに感染しているのに検査が陰性と示す人の割合 ⇒ 30%くらい

【有病率】検査する人全体の中でウイルスに感染している人の割合

【陽性率】検査した人の中で陽性を示した人の割合


2021年3月10日

体温

バイタルサイン(生命兆候と訳す)は人間が生きていることを示す指標のことで、「体温」「脈拍」「血圧」「呼吸」の4つの項目があります。

この中で、昨今の新型コロナウイルス感染症では、特に「体温」が注目され、37.5℃以上が当初の相談、受診の目安として設定されるなど、感染症のスクリーニング項目として重要な役割を果たしています。

感染症法では「発熱とは体温が37.5℃以上を呈した状態をいい、高熱とは38.0℃以上を呈した状態」と記されています。

日本人の平熱は36.6℃~37.2℃と考えられていますが、個人差が大きく、その範囲から多少逸脱しても問題ありません。自分の平熱を知り、現在の体温が平熱より何度くらい高いかが、重要な意味を持ちます。

体温は健常人でも1日の中で、1度近い高低差を示すことがあります。

一般的には早朝に低く、午後に高い傾向があります。日々の体温比較には、決まった時間帯での測定がお勧めです。食後や運動直後は体温が上昇しますので、測定まで30分程度間隔を置いた方が正確に測れます。

最近よく見かける額式体温計は、従来の腋窩式体温計に比べ平均0.4℃もの差が生じるといわれ、それぞれの特性を理解して使用する必要があります。

2021年1月8日

ヒートショック

暖かい部屋から寒い部屋(浴室やトイレ)への移動で、急激な温度変化により血圧が乱高下したり、脈拍が変動する現象で、失神や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こすことがあります。

入浴中にヒートショックによる意識障害により浴槽で倒れ、沈み込んで溺死するという痛ましい事例が毎年多くみられます。お風呂で亡くなる方は年間1万4000人と推測されていますが、この数字は交通事故での死亡者数3200人(2019年)を大きく上回ります。

内訳をみると、65歳以上の高齢者が約9割を占めており、中でも高血圧、糖尿病、脳梗塞などの持病を持つ方がより危険とされています。

外気温が低くなる11月から2月にかけて発生件数が多く、中でも1月は入浴中に心肺機能停止になる方が、8月に比べ11倍にもなります。

このような事故を防ぐための工夫として、①脱衣所に暖房器具を設置する、②家族が入浴中に声がけをする、③入浴前に水分補給をする、④お風呂のお湯の温度を40℃未満に設定する、などが推奨されています。

 12月8日

空気感染と飛沫感染

病原体の飛沫経路には大きく分けて、①飛沫感染 ②空気感染(飛沫核感染) ③接触感染 ④その他(母子感染)

などがあります。

呼吸器感染症の感染経路は主に、飛沫感染と空気感染です。

飛沫感染は病原体を含む飛沫を吸い込むか、眼や鼻などの飛沫組織に付着する事により発生します。飛沫感染例として、インフルエンザ、百日咳、マイコプラズマ肺炎、流行性耳下腺炎、風疹などがあります。飛沫感染は病原体を含む微粒子を感染者が咳、くしゃみ等をした際に飛散します。微粒子の中で比較的水を多く含んだものを飛沫と言います。飛沫は無風状態の室内ではすぐに落下し、例え吸い込まれても、気道粘膜上皮の繊毛運動により多くの場合排除されます。

もう一つの感染経路である空気感染は、病原体を含む5㎛以下の飛沫核を吸い込み感染を起こします。例として、肺結核、麻疹、水痘があります。

感染している患者が咳、くしゃみ、会話などで放出した飛沫から水分が蒸発すると、飛沫核となり長時間空気中に浮遊することが可能で、非常に小さいために肺の奥まで到達し、感染確率が上昇してしまいます。

 10月6日

R値

実効再生産数Rという数値が感染症の世界で注目されています。

1人が何人に感染させるかを示すこの値は、その感染症患者が増加するのか、あるいは終息に向かっているのかを見極めるために重要な意味を持ちます。

感染症のR値が1ということは、1人の感染者が平均1人に直接感染させるという意味です。

R値が1より大きい場合、感染が拡大し、R値が1未満の場合、流行は徐々に収まり、最終的には完全に消え去ります。

中国における初期の、新型コロナウイルスのR値は2~2.5と発表されました。比較として季節性インフルエンザはR値1.3、麻しん12~18、風しん5~7、流行性耳下腺4~7、SARS 2~5となっています。

R値は不変の値ではなく、時間の経過や場所によっても変化します。感染症の生態の変化や、ソーシャルディスタンシングの実施などによる人間の行動変容などが要因となりR値は変化します。当然、ロックダウンや、外出抑制をするとR値は下がります。

パンデミックになると、いかにR値を1以下にするかが人類の課題となります。


     

 8月5日

冷房病

熱い日本の夏に欠かせないのがクーラーですが、「体がだるい」「疲れやすい」「食欲がない」などの症状を感じたら、それは冷房病(クーラー病)にかかっている可能性があります。

人間の体は、熱い時には血管を拡張させて体の熱を外に逃がし、寒い時には血管を収縮させ熱を逃がさないようにしています。この体温調節の役割を担っているのが自律神経です。

冷房の効いた室内と、熱い屋外の出入りを繰り返すと温度差が5度以上に及ぶため、自律神経に乱れが生じ、いろいろな体の不調が発生してきます。これが冷房病です。

症状は、手足の冷え、体のだるさ、疲れやすさ、食欲不振、頭痛、肩こり、腰痛、不眠、便秘、下痢、生理不順、生理痛など様々です。

予防の為には

①クーラーの設定温度を25~28度(27~28度がおすすめ)くらいにし、室内外の温度差をなるべく少なくしましょう

②オフィスやレストラン、交通機関内ではカーディガンやひざ掛けで冷風から体を守りましょう

③シャワーではなく、湯船につかり体を芯から温め、全身の血行を良くし、リラックスしましょう

④不規則な生活、暴飲暴食は自立神経に大きな負担となるので注意しましょう

⑤適度な運動で冷えにくい体を作りましょう、ウォーキングで軽く汗をかくのがおすすめです。


     

6月19日

気象病

気象の変化が直接体に影響したり、持病が悪化したりすることを「気象病」と呼びます。

天気・気候と体調に何らかの関連があると感じている人はとても多く、80%にも及ぶとされて

います。特に梅雨時は心身の不調が生じやすい時期として知られています。

じめじめと蒸し暑い梅雨の時期は、冷えや頭痛・自律神経失調・うつなど様々な体調の異常を感じ

易くなります。

医学的にも気圧が下がると気管支喘息や頭痛、関節痛が発生しやすいことは知られています。

日本は、四季の変化が明白で、世界を見渡しても有数の気象変化の激しい国の一つです。

1年の中で春に次いで気温差が激しい梅雨時期は、特に体調を崩しやすい時期です。

加えて地球温暖化・都市化の影響で、年々気候の変化の度合いが大きくなり、激しい気温の上下は

体に大きな負担をかけるので、健康な人でも体調を崩しやすくなっています。

低気圧、梅雨前線が接近してくるときは体調に気を付けましょう。

     

4月1日

日光皮膚炎

4月に入ると日差しもいよいよ強くなり、紫外線がたくさん降り注ぐようになります。

年間の紫外線量の推移をみると、4月になると急に増えだし、7,8月頃がピークとなります。

日光に当たることにより、紫外線の作用で皮膚が赤くなったり、かゆくなったりする状態を

紫外線アレルギーといいます。

皮膚は軽度のやけど状態になりますから、皮膚があかくなり、ヒドイ時は小さな水疱ができ、腫れてしまいます。

同時にヒリヒリとした痛みと痒みが出てくるわけです。

しかし、実際に患者さんを診ていると、このような季節性日光皮膚炎を訴える患者さんは真夏ではなく、

むしろ4月、5月が多いのです。

この現象は、未だ紫外線に十分慣れていない皮膚が、その年に初めて、強い紫外線に暴露された時に起こりやすいのだと説明されています。

したがって、4月、5月の紫外線対策がとても重要となってきます。


     

2月12日

運動誘発性喘息

喘息を持っている患者さんは、激しい運動をすることにより、一時的に喘息、息切れ、呼吸困難といった症状が出てくることがあります。

このような現象を運動誘発性喘息といいます。

運動の種類では、ランニング、マラソン、サッカーなど乾いた地面の上で行われるスポーツでよく見られます。

反対に、水泳やスキーなどの水や雪のスポーツではほとんど見ることは有りません。

特に冬季の小児喘息患者の屋外運動では多く発生します。

成人でも喘息患者の60~70%に見られます。

予防法としては、運動開始前15分以内のβ刺激性の吸入が有効であるとされています。

薬以外では、運動前に十分ウォーミングアップを行うことで、症状が軽くなることが知られています。

12月14日

寒暖差アレルギー

季節の変わり目で寒暖差が大きくなり、1日の温度差が7℃以上になると、風邪や花粉症に似た症状が起こりやすくなります。症状としては、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、食欲減退などが挙げられます。風邪と違う点は、発熱がなく、鼻水が透明なことです。

また、花粉症とは、目のかゆみや、充血がないことで区別されます。

原因としては、大きな気温変化により自律神経が乱れて鼻粘膜の毛細血管のコントロール不良が生じることが挙げられます。

予防法としては、マスクやカーディガン、ひざ掛け等で冷気から身を守り、適度な運動で代謝を上げる、バランスの良い食事を心がけて、体調を整えることが有効です。


10月15日

ブタクサ花粉症

ブタクサは最近どこの空き地にもよく見かける外来種です。キク科の1年草で黄色い花をつけます。

北アメリカ原産種ですが、現在ではアジア、ヨーロッパ、オーストラリアに広く分布しています。

日本には明治初期に渡来し、全国の空き地、道端、河原などに自生しています。

開花期は7~10月で花粉症の原因として知られています。ブタクサの高さは30~120㎝ですがオオブタクサは300㎝にも達します。ともに花粉症の原因植物としてし知られています。

同じ北アメリカ原産でキク科のセイタカアワダチソウが有りますが、黄色の似た花をつけるため、

よくブタクサと間違われますが、別種で、こちらは虫媒花で花粉の飛散は少ない植物です。

一方ブタクサは風媒花で花粉を多数飛ばすため、花粉症の原因となります。日本で初めて見つかった花粉症はこのブタクサで、日本国内ではスギやヒノキに次ぐ患者数が存在すると言われています。

症状はスギ花粉症と同様で、くしゃみ、鼻水、鼻水、鼻づまり、目の痒みなどです。


8月18日

いよいよ夏本番。暑い日が続く毎日になると、疲れが抜けにくく、食欲がわかず、倦怠感が強くなりがちです。

これといった病気は無く身体の不調がつづいてしまう、これはいわゆる「夏バテ」の症状です。

原因は①脱水症状により体内の水分、ミネラルが不足する

   ②暑さによる食欲不振による栄養不足

   ③暑さとエアコンによる冷えの繰り返しで自律神経が乱れる

などが挙げられます。

対策は①バランスの良い食事を意識し、冷たいものばかり食べない、ビタミン類を多く含んだ食品を意識して摂る

   ②質の良い睡眠をとる工夫、夜間よく眠れぬ場合は、20分程度の昼寝で補う

   ③毎日の運動習慣を心がけ、エネルギーを消費し、食欲を増進し、体力をアップさせる

ことなどです。


6月15日

冷房病

冷房病は正式な病名ではなく、日本独自の概念です。実際には冷房との関連ははっきりしないことが多いのですが、冷房が強く効いたエリアに長時間居た後に、外気温にさらされることを繰り返すと体調不良が起きることがあり、これを冷房病と呼びます。

体温調節をつかさどる自律神経は、5度以上の急激な気温変化に対応できないため、それが繰り返されると、体温をサ上げる交感神経と体温を上げる副交感神経のバランスに異常をきたし、自律神経失調症類似の症状となります。

食思不振、疲労感、肩こり、頭痛、むくみ、体の冷え、神経痛、腰痛、腹痛、下痢、生理不順、頻尿等の症状が現れます。

対策としては、規則正しい生活、ストレスの回避、冷房を弱くする、直接冷房を皮膚に当てない、軽く汗をかく程度の運動をするなどがあります。


6月1日

熱中症の季節

高温多湿の日々が続きますので、自分、家族、周囲の人々を含めた、熱中症への注意が必要です。

熱中症を疑う症状は、めまい・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗・高体温・頭痛・不快感・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感・意識障害・失神・けいれん・手足の運動障害などです。

もし、疑う症状の方が、呼びかけに応えられなければ直ちに救急車要請が必要です。応えられるなら、直ちに涼しい場所に移動し、服をゆるめ体を冷やし、水分補給を行いましょう。水分を自分で取れなかったり、症状が改善しないようなら医療機関への受診が必要です。症状が改善するようなら、そのまま安静にして、十分休息をとりましょう。


5月1日

紫外線の季節

5月に入ると日差しもいよいよ強くなり、紫外線がたくさん降り注ぐようになります。

紫外線から身を守るには、日焼け止めを塗る以外に、傘、帽子、サングラスなどがありますが、食物にも、日焼け、色素沈着しやすいものがいくつか有り、注意が必要です。

『ソラレン』という物質が含まれる、果物(柑橘類、キウイ、イチジク)と野菜(キュウリ、パセリ、セロリ、三つ葉、シソ、春菊など)、ハーブ類(パクチー、コリアンダー、デイルなど)を摂ると日焼けしやすくなります。

ソラレンは、日焼けを促進することから光毒性物質とも呼ばれ、体に取り込まれると、約2時間で体に浸透し、7時間ほど効果が持続します。

朝7時に、ソラレンを多く含む食品を口にすると、朝の9時頃から夕方16時頃まで日焼けしやすい体質になる計算です。

したがって、夕方から夜にかけてこれらを摂取する分には問題なしということになります。


4月1日

不眠症対策

かねてから、厚生労働省は医療機関に対して、『不安と不眠に係る適切な投薬』を求めてきましたが、2019年4月からはより一層慎重な投与が必要とされる流れになっています。

一言でいうと、漫然と1年以上の投与がなされないようにとのことです。
主にベンゾジアゼビン系睡眠薬が対象となっていますが、将来、対象薬品が広がりを見せる可能性もあります。

アメリカ、イギリスではバルビツール系の薬剤は麻薬として規制されていますが、日本での規制は緩く、その消費量は、世界トップクラスにあります。
このような世界の情勢も厚生労働省を動か背景になっているようです。


3月20日

花粉症真っ最中。

今年の花粉は昨年の猛暑の影響もあって
花粉量が例年の5~6倍と言われ、昨年よりも症状がヒドイという方が多く見られます。
ここ川崎地区では、今週初め(3月17日頃)よりヒノキの花粉も本格的飛散が始まったようです。
スギにもヒノキにも共にアレルギーを持つ人は、一般にヒノキの症状の方が強いようです。さらに3月下旬からは、イネ科植物の、カモガヤ、ハルガヤの花粉が飛び始めます。
今からでも治療は可能です。